小さな木の風車

日頃から大変お世話になっている知人の奥さんが働いているお店に「かぜしらす」を展示させていただいているのですが、ご覧になったお客様から、

「これ、欲しいんだけど…]

というお電話を頂いたのが制作のきっかけになりました。

色々、お話をしてみると、断捨離して生活をコンパクトにしているので、オリジナルではサイズが大きすぎて...

という事でした。

それなりの大きさが無いと見栄えがしないと思っていたので、コンパクトなものが欲しいというのは新鮮な発見でした。

ご要望に沿う形で出来が良ければラインナップに並べられたらと思って作ったのが「これ」です。

ブラックウォールナットとハードメイプル

掌に乗るサイズ。ちょっと小さすぎるかなとも思いましたが、お客様には大変喜んでいただけましたので、とりあえず良かったと思います。

材種 ブラックウォールナット(黒い風車)
   ハードメイプル(白い風車)
   (双方、脚に真鍮を用いています。)

サイズ 13(W) x 14(H) x12(D) cm 

今まで台座部分は四角い形状にしていたのですが、今回は円環にしてみました。全体の収まりも、その方が良いように思います。

ただ、四角い台座の場合、芯に鉄板を入れることで重量を稼いでいたのですが、円環だと、そういった形状は作り難いです。

台座にはある程度の重量があった方が安定しますし高級感も増します。

そういった意味合いから、真鍮の丸棒から削り出した脚を円環の下に4つ付けています。

全体として良い感じになったのではと思っています。

「回転翼が小さくなった分、回り難いのでは?」

と思われるかも知れませんが、実際には大きさほどの感度の差は無いと思います。

風車を作って気づいたのですが、風の通り道(風束とでも言うのでしょうか)って意外に細くて、特に人口の風(エアコンとかの)の場合はその傾向が顕著です。

なので、大きな面積が回り易いかと言われると、必ずしもそうではないと感じます。

大も小も感度は十分です。

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