木もれ陽の風車(かぜしらす)

正確には何時だったかは、もう記憶にないのですが、多分、小学校の時だったと思います。

人気のない校庭の隅でぼんやりしていた時に、何気なく見上げた木漏れ日に、心を奪われた。

その木が何だったのかも全然分からないけれど、小さな葉が無数にあって、そよ風で揺れていた。

何重にも重なった葉を避けながら、背景の青空が透けて見える。

そして、

「何て奇麗なんだろう… 多分、この先、この光景をずっと忘れないんじゃないか…」

という予感がありました。

それから数十年。
あの時の情景を思い出しながら、こんなものを作っています。
やっぱり、小さい頃の原体験みたいなのは、大人になってもその人に影響を与えますね。

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