かぜしらすのデザインを改める

初代の「かぜしらす」は、今年の1月にお客様の元に旅立ちました。(お買い上げありがとうございます。)

その後、試作品のちょっと出来の悪いのが残っていましたが、5月に「大菩薩の風ビエンナーレ」というイベント出展するためにデザインを一部変更したものを新たに作ることにしました。

変更箇所は、中心部分の軸受けのリングを大きくした事、翼の長さを15mm程短くしたこと、台座の構造を変更した事の3点です。

まず、中心の軸受けのリングですが、初代の頃から「なんかな~…」と思っていました。「気に入らないなら直せばいいじゃん。」なのですが、それが出来なかったんです。

クラフトコンペに出展する事(間に合わせる事。)が主体で、細かいデザインに拘っていられなかった(をいをい)という事情も有りましたが、一番の問題は加工手段が無かったという事です。

小さいリングなら、それまでも別の風車用に作っていたし加工用の刃物もあったので、特に難しい事は無かったんですが、直径30mmを超える加工方法がありませんでした。

もちろん、新たに刃物類を購入すれば出来ないことは無かったんですが、1つの刃物で一つの直径しか加工できないし、色々と無理があったんですよね。

この問題は少し前に旋盤を導入した事で解決できました。旋盤を使う事で任意の直径のリングを高精度で加工できるようになったので、デザインの幅が大きく広がりました。それなりの投資にはなったんですが、導入してよかったと思っています。

その成果の一つが、今回の「かぜしらす」という事になります。

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